このサイトについて
本サイトでは、ラグビーワールドカップ2019™日本大会の機運を継承し、
ラグビー競技の更なる盛り上げを図るため、
学校法人岩崎学園情報科学専門学校の学生が制作しています。
神奈川県に本拠地をおく三菱重工相模原ダイナボアーズについて、
学生視点でラグビー競技と同チームの魅力をお伝えします。
三菱重工相模原ダイナボアーズについて
「三菱重工相模原ダイナボアーズ」は神奈川県相模原市に本拠地を置く、トップリーグ
で活躍するラグビーチームです。
2022 年から新たに設立された JAPAN RUGBY LEAGUE ONE ではDivision2 からのス
タートとなりましたが、同シーズンで入替戦を制しDivision1昇格を決めました。
ダイナミック(dynamic)に原野を突き進むイノシシ(boar)(=「ダイナボアーズ」)
のごとく、勝利のために突き進みます。
選手一人一人はもちろん、チームの関係者全てが、常に前向きな思考を持ち、積極的に未来を切り開く姿勢を示すことで、地域社会に進歩のエネルギーを提供します。
「ラグビーを通じて、すべての人々と、夢と感動をともにわかちあい、ともに成長していく」
今回は特別に、4人もの選手にインタビューをさせていただきました。ご協力ありがとうございました!
知念 雄選手
32歳。プロップ。ハンマー投げからラグビーに転向し、沖縄初の日本代表になった名選手。
いつも朝五時くらいに起床します。
朝食にオートミールとヨーグルトにブルベーリーを入れて食べ、練習場についてからプロテインやゼリーを食べます。
今日(取材当日)の朝食はおにぎりでした。
僕は一日に5から6食の食事をとります。
僕のポジションは体重を減らすとプレーに影響がでるので、体を維持するためにそれだけ食べる必要があります。
野菜、炭水化物、タンパク質をきちんと取り、毎食満腹にならないように気を付けています。
練習終わりに他の選手と呑みに行ったり、ご飯を食べに行ったりします。
ダイナボアーズに来たばかりの頃は面識のある選手やスタッフが少なかったので、
自分からコミュニケーションをとることを意識していました。
アイスです。ただずっと我慢しているわけではなく、練習がハードな週はそれが終わる日やその次の休みの日に食べます。 特にコンビニのビスケットサンドが好きです。
僕はキャンプが好きなのですが、練習場の近くにある山はとても良いロケーションだと思っています。
また、自分には小さい子供がいるのですが、相模原は広い公園が多くていっぱい遊べて、アクセスも良いので家族で過ごしやすい街だと感じています。
おいしいステーキ屋さんがあり、三菱重工の工場の前にあるチェリーズというところがおすすめです。
以前はスニーカーを集めて眺める事が趣味だったのですが、結婚してからはだいぶ制限がかかっています。
最近の楽しかった事は、9月にNBAの試合を見たことですね。
スポーツ選手という目線で見ると、プレーが面白いのはもちろんですが、試合を魅せる作りが素晴らしかったです。
DJがBGMを流したり、ダンサーが会場を盛り上げたり、観客を楽しませる工夫がたくさんありました。
日本のラグビー界もプロ化に向かっていて、集客という点がテーマになるのですが、参考になる点が多くありました。
試合中にBGMを流すという点や、カメラが観客を抜いて、踊ったりしている特徴的な観客を映したり、選手の様子を拡大して映すところが良いと
思いました。もちろん、エンタメ化する前にまず、試合で感動してもらわなければならないので、僕らはラグビーで
結果を出すことが大事だと考えています。まずはしっかりプレーしていきたいです。
僕が初めてラグビーをプレーしたのは大学4年生の時です。
当時、僕は陸上部に所属していて、種目はハンマー投げをしていました。
その時ラグビー部の助っ人に誘われたことがきっかけでした。
助っ人自体は1年生の時から誘われていたのですが、僕は陸上の推薦で大学に進学したので、
怪我をすると陸上部に迷惑をかけてしまいます。
なので、陸上部の活動が全部終わってから参加しました。
続けようと思ったのは、ダイナボアーズに所属する前のチームの時です。
僕はそのチームで本格的にラグビーを始めたのですが、
先輩たちがとても厳しい練習をした後に、みんなで仲良くしゃべったりしているところを見て、そのスイッチの
オンオフや規則正しいところに惹かれました。
僕もこういう場所でラグビーが出来たら人として得られるところがいっぱいあるんじゃないかと思い、続けようと思いました。
フィシプナ・トゥイアキ選手
28歳。ポジションはバックス。トンガ出身で家族がやっていたことをきっかけにラグビーを始める。高校から日本に留学した。
ラグビーは体格や筋肉がとても大事なので、維持をするため、普段の食事には かなり気を使っています。チョコレートとか甘いものは好きなのですが、我慢して、 週に1回少しだけ食べる程度に抑えています。
家でテレビを見ながらゆっくり過ごしています。
カフェが好きなのですが、今自分が住んでいるところには周りにカフェがないので、家でゆっくりしています。あまり外出しないですね。
相模原のお店が分からないので、もうちょっと家から出ないといけないですね(笑)
高校生からですね。
1年間日本語の勉強をして、2年生から数学とかの通常の授業に混ざっていました。
大学では日本の文化を学んでいました。
出身はトンガというところなのですが、両親が高齢なので、連絡は毎日取っています。
電話しないと心配で落ち着いて試合できないです。
日本とトンガで大きく違いを感じたところは、食事ですね。生卵とかは最初食べられませんでした。あと、箸も使えなかったです。
徳田 亮真選手、大塚 憂也選手
徳田亮真選手(左)…32歳、ロック。最近のマイブームは相模原のおいしいパン屋さん探し。
大塚憂也選手(右)…27歳、フッカー。趣味は観葉植物集め。家には20種類もの観葉植物がある。
徳田:子供たちを公園に連れて行ったりしていますね。この前のオフでは小田原の漁港に行きました。そこで食べたアジフライがとてもおいしくて、また行きたいなと思いました。それからかまぼこも作りました。
大塚:カフェが近くにあるのでそこに行ったり、観葉植物を育てているのでその世話をしたりしています。最近欲しかった観葉植物が買えて嬉しくて育てがいがありますね。ちなみに家には20種類弱くらいの観葉植物が置いてあります。
徳田:若い人にとっては飲み屋さんが多いのは嬉しい点だと思います。あとはやはり家族連れの方にとっては公園が多い所でしょうか。それからおいしいパン屋さんがたくさんあり、僕は色んなパン屋さんに行ってどこのパン屋さんがおいしいのかとかを探しています。オフや休日は朝にパンを食べてから子供を公園に連れて行ったりしています。
大塚:自然が多いところですね。キャンプ場だったり公園が相模原は多いので僕も徳さん(徳田選手)とキャンプに行ったりしています。自然豊かで良いと思います。
徳田:牧場とかもあって牛に触れるくらい近い位置まで行けるんです。そういう施設があるのも子供たちにとっては良い点だと思います。
徳田:沢山あります。僕はアームストロングというお店のお弁当を利用しています。1000円くらいの値段でこんなに食べれるのかというくらい量があってよくテイクアウトしています。
大塚:僕はチビクロというカフェによく行っていますね。ダイナボアーズの関係者も多く通っている場所です。お昼に会ったり、練習終わりのたまり場みたいになってます。
徳田:とにかく食べることです。食べてトレーニング。
食べることにしてもトレーニングにしても「飽きた」や「しんどい」などとは言っていられません。
ご飯も飽きるけど食べるし、トレーニングもしんどくても続けるし、つまり習慣化です。しんどい所でどれだけできるか、それに尽きると思います。簡単に筋肉がつくことはないですから。
大塚:ご飯を食べることすらも作業みたいになっています。この仕事をしてると少し嫌ですが、栄養を摂る事がまず最優先です。
徳田:メニュー表を見て考えますね。揚げ物などは基本NGです。唐揚げ定食なども食べられません。ラーメン定食とかもタンパク質、炭水化物が足りないので食べれないです。
大塚:オフシーズンでも何を食べるかというのは日常的に考えてます。
徳田:朝ごはんが一番大変で、オートミールというのですが、乾燥させた小麦みたいなものを摂取しなくちゃいけないんです。朝や休日も一日何グラム食べるかが決まっていて、子供たちは目玉焼きとか隣で好きなものを食べてるんですが、自分は食べることはできません。
大塚:一回気にせず食べてみたいですよね。
徳田:ポイントとかはその時々によって変わりますが、今日のテーマ、今週のテーマをコーチの方々からいつも言われているので最低限それを意識しようとは思っています。
大塚:毎回練習の前にミーティングがあり、個人が意識することは練習の前に必ず言ってもらえるので、意識はしやすいですね。最低限それは意識して、各々で頑張ろうと思っていますね。それはチームとして統一できていると思います。
徳田:もちろん違いますね。例えば大塚選手の場合はボールを沢山投げるポジションなのでそこは意識してると思いますし、僕の場合はジャンプ等をするポジションなのでそこを意識しています。
徳田:僕の場合はコンタクトプレーをモットーに置いているので、見てほしいところは僕がどれだけコンタクトに入っているか、どれだけ相手より前に出ているかという点です。
大塚:僕のポジションは、センタープレーだったり、スクラムであったり、ラインアウトのスローインだったりがとても重要でキーになってくるものです。
そこのスローイングの球の成功率や、スクラムでどうやって球を出しているか、押しているかなどの点を少しマニアックではあるんですが、見て頂ければと思います。
大塚:やっぱり人と人がぶつかったりする音だったりとか、臨場感とかは実際にスタジアムで試合を見てみないと分からないので、ラグビーの一番の醍醐味だと思います。
徳田:ラグビーは見てもわかる通り体の大きな人もいれば体の小さな人もいます。ただ体の小さな人も小さいからタックルに行かないということもないので、そういった人たちが体の大きな人にどうやって対抗するのか、大抵の場合はスピード、速さで対抗するんですがそういうのも見ものだと思います。
徳田:単純に楽しみです。いちばん上のリーグで、昨年僕たちもいろんなことに取り組んで、体もかなり変わってきていて、ラグビーもアグレッシブになってきました。そのラグビーでどれだけ上のチームに通用するのか、どれだけ上のチームに勝てていけるのか、それが楽しみな点ですので、ダイナボアーズを応援する皆さんにも楽しんでいただけたらと思います。
大塚:(徳田選手と)まったく一緒です(笑)。上がってどこまでチャレンジできるかというのが僕らの今年の目標であり、僕らがやってきたことをDIVISION1でどれだけ爪痕を残せるかというのが今年のテーマです。今までもそれに沿った良い練習が出来ていると思うので、楽しみにしていただけたらと思います。
取材班の中で特に印象に残った練習風景をお届けします。